私たちは、日本産の本漆を使って伝統技法による金継ぎをおこないます。
金継ぎをもっと身近なものにして、日常を豊かにしながら、日本文化の継承にも貢献したいと考えているからです。
簡易金継ぎとの違い
近年、新うるしを用いた簡易金継ぎと呼ばれるものが広まっていますが、それは日本の伝統工芸ではありません。
新うるしとは、「漆っぽく見える」ように調合された合成塗料です。かぶれにくい、安価、 乾きが早いなどの特徴があり、釣り具の塗装や簡易金継ぎなどに使用されます。食器用に開発されたものではないため、食品を盛り付ける可能性がある器にはお勧めいたしません。
日本産の本漆を使った金継ぎは、以下の手順でご依頼いただきます。
お見積は無料ですし、オンラインでやり取りしますので、お気軽にご相談ください。
- こちらから「金継ぎのご依頼について」を選択して、お見積りをご依頼ください。
その際は、お直しなさりたい陶磁器の写真を添付していただけますと幸いです。
(全体像の表と裏・欠けた部分のアップ、破片があればそれらをまとめて一枚に) - 私たちがお写真を拝見して、質問事項(ご希望のデザインなど)をメールでお送りしますので、ご回答をお願いします。
(詳しい確認事項があれば、必要に応じて、電話でもやり取りする場合があります) - 私たちからお見積書と納品予定日をメールでお送りします。ここまで無料です。
- お客様からのご発注はメールで承ります。
- お客様から、お直したいお品を安全に梱包して、宅配便などで私たちにお送りください。
(送料はお客様がご負担くださいますようお願いたします。) - 私たちがお品を受け取り後、実物を確認して、事前におうかがいしていた状態どおりであることを確認します。。
(実物の状態が、事前におうかがいしていた状態と大きく異なる場合は、再見積もりが必要となる場合があります) - お客様から、お直し代金をお振込みいただきます。
- 私たちが、ご入金を確認後、お直しにとりかかります。
- お直しが完了しましたら、お品を安全に梱包して、着払いの宅配便で返送します。
留意事項
- 金継ぎは、最短でも2か月間かかります。ご依頼の混雑状況やお品の状態などにより長くかかる場合があります。
- 金継ぎは、装飾に金を使うだけでなく、銀や色漆などで仕上げることも可能です。
- 割れた部分をそのまま継ぐだけでなく、割れ目を植物などに見立てて装飾することも可能です。
- 金継ぎしたお品は、破損前の強度がないため、丁寧に扱う必要があります。
- 金継ぎしたお品は、食器洗浄機や電子レンジで使用することはできません。
- 金などの装飾部分は、剝げにくいように保護しますが、ご使用方法や長年のご使用により剥げる場合があります。
(別途、費用はかかりますが、何度でも補修できます)